子どもの虫取り、本当にうんざりしますよね…。
今年も蝶々が舞いはじめると、息子は目を輝かせ「虫取り行く!」と張り切ってました。
夏本番はどうなるのだろうと、考えただけでもどっと疲れがでます…。
しかし!虫取りに付き合ってみると、意外とメリットが多いことにも気づきました。
そこで今回は、虫嫌いの親の考えが変わるかもしれない?!虫取りの8つのメリットをご紹介します。
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【虫取りが苦痛!】虫取りの驚くべき8つのメリット
子どものメリット
①好奇心・探求心が満たされる
子どもが虫取りをする最大のメリットは、日々の好奇心・探求心を満たし、毎日をワクワクと過ごせることだと感じています。
近年、『推し活』という言葉がブームとなっていますよね。
私は子どもを見ていて、子どもの日々はまさに『推し活』の連続なのではないかと感じています。
私たち大人もそうですが、『推しのいる生活』ってキラキラしていて心が満たされますよね。
「虫が推しなんて…」と大人からすると理解に苦しみますが、わが子が目を輝かせて日々を暮らしていることは親として一番願っていることなのではないでしょうか。
今後、成長に伴い『推し』も変化していくでしょうが、振り返ると常に何かに熱中していた…と感じる人生って素敵ですよね。
そのワクワクの延長線上に、将来の勉強や仕事に対する好奇心・探求心へと繋がっていくのではないでしょうか。
将来の勉強や仕事に通じる好奇心・探求心を育てていると思えば、虫取りへの見方も変わってきませんか?
②身体能力がUPする
虫取りに付き合っていると、いろんな身体機能を使っていることに気付かされます。
走って追いかけることももちろんですが、虫に気付かれないようにゆっくりと近づく、瞬時に網を振る・走って追いかける、捕まえた虫をつぶさないようにそ~っと捕まえて籠に入れる等…。
粗大運動から微細運動まで、幅広い身体機能を使っています。
また、目で遠くの虫を見つけて追いかけたり、逃げる虫を追視したりなど、意外と目も使っているんですね。
テレビやタブレット画面を見ることが多い今の子どもたちにとって、緑を見る機会や虫を目で追う機会はとても大事なのではないでしょうか。
テレビの間の一休み、目の休息や視力回復にも効果がありそうですね。
③自然や命について学べる
こちらも、テレビやタブレットだけでは実体験として学ぶことのできない大きなメリットです。
虫を捕まえてエサは何を食べるのか調べたり、翌日には動かなくなっていて命のはかなさを学んだり…。
また虫の卵や交尾から、自然と性教育につながることもあります。
さらに虫だけでなく、外に出るだけでも自然や季節を感じますよね。
五感で空気のにおいや風の心地よさ、地面の湿り具合、日差しの暑さなどを体感することは成長にとってとても大切です。
また川が近くにあれば、雨の日の翌日だと水量の多さに気付くなど、防災の観点からも学ぶことは多くあります。
虫についてだけでなく、虫取りついでに自然の移り変わりや美しさ、また厳しさや怖さなども一緒に共有していける大切な機会となります。
④集中力がUPする
身体能力と重なる部分でもありますが、虫取りは意外と集中力が必要です。
根気強く虫がいないか探し、虫を見つけたらそ~っと近づいていく…。
網を振り回して野原を駆け回るだけではありません。
まずは好きなことで集中力を高める経験が、その後の学習活動の土台となります。
⑤調べる習慣ができる
わが子の場合、この点はすごく驚いた部分です。
虫取りが好きな息子(4歳のとき)に『虫の飼い方の本』を購入したのですが、これが意外とヒット!
捕まえるたびに本で何の虫か調べ、エサや飼い方について調べては飼育環境を整えていました。
この作業は、のちのち学校の授業である調べ学習や辞書を使う習慣に繋がるのだろうなと感じています。
親のメリット
①意外とリフレッシュできる
そんなときは思い切って子どもと一緒に外に出るのが一番です!
遠くの山や緑を見ることは、目の休息にとても大切だといわれています。
また木々から出てくるマイナスイオンはリラックス効果が、適度な有酸素運動はストレス軽減効果が期待できます。
太陽の日を浴びることでメラトニンが生成され、夜の寝つきも良くなるなどいいこと尽くし!
虫のことは一旦外に置いておいて、まずは虫取りをしに行く子どもと一緒に外に出るということからでもはじめてみませんか。
意外とリフレッシュできている自分に気が付くはずです。
②虫が子どもと遊んでくれて、親は休憩できる
そして虫取りに行って意外だったのは、親はあまり子どもの相手をしなくてもいいこと。
なぜならば、虫が子どもの相手をしてくれるから!
虫を子どもが追いかける、虫が逃げる、逃げる虫を子どもが追いかける…なんてラクなのでしょう。
公園に行くと、大型遊具から落ちないかと冷や冷やしながら親も付いていくことが多いのではないでしょうか。
狭い遊具をくぐったり、一緒に滑り台を滑ったり、後ろからお尻を押してあげたりなど、意外と公園は危険が多くて親も一緒に動かないといけません。
その点、虫取りは近くに道路や崖がない限りは、基本広々とした草原で虫を追いかける子どもを見守るだけで済みます。
子どもって虫を捕まえられなくても、追いかけるだけでも楽しいんですよね。(もちろん捕まえることに固執する場合もありますが…)
公園遊びばかりだったのなら、これを機に虫取りもしてみてはいかがでしょうか。
お子さんの年齢や特徴、虫の多さなどにもよると思いますが、意外と親は日陰で見守るだけでもいいのが虫取りのメリットです。
③虫の退治を子どもがしてくれるようになる
そしてこちらは将来的な話にはなりますが、虫取りが好きなお子さんの場合大きくなったときに虫退治をしてくれる可能性が非常に高いです!
親が虫嫌いなら、こんな嬉しいことはありませんよね!
家に虫が出て子どもと一緒に「キャー!」と逃げるよりも、子どもが退治してくれるようになったら…。
今からそんな日々を期待しながら、子どもの虫取りに付き合ってみてはいかがでしょうか。
【虫取りが苦痛!】親は子どもの前で"虫嫌い"を隠し通さないとダメ?
よく、「親が虫嫌いだと、子どもも虫嫌いになる」「親の虫への偏見で、子どもの可能性を狭めてはいけない」など言われますよね。
確かに子どもは親をよく見ているため、親が怖がったり汚い対象として虫を見ていると子どもも同じように思う傾向はあるかもしれません。
でも、果たしてそれがそんなにいけないことなのでしょうか。
ここからは、私の姉親子のエピソードを少しお話します。
虫嫌いでもOK!親が得意・好きなことでも子どもの世界は広げられます。
あるとき、姉の子ども(私にとって姪っ子)が、「キャンプに行きたい~」と言い出したそうです。
すると、姉が子どもに言った一言。
「キャンプなんてね、虫しかいないんだからなんも楽しくないよ!トイレも汚いし!」
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教育的には、子どもへのこのような返答は良くないとされていますよね。
子どもがせっかく興味を持ったものに対し、一方的に親の価値観を押し付けるのは子どもの可能性が潰されてしまいます。
しかし、果たしてそうでしょうか。
姪っ子に関して言えば、姉の影響で確かに虫が得意ではありません。
しかしこちらも姉の影響で、手芸や裁縫がとても得意です。お菓子作りなどの料理も好きでよく作っています。
一方でわが息子の場合、虫は大好きですが、私が細かい作業や料理が苦手なこともあり細かい作業や料理には関心はありません。
…おわかりでしょうか。
当たり前のことと言えば当たり前のことですが、虫に限らず子どもは育った環境や親の価値観に少なからず影響を受けています。
でも、だからといってそれが悪いわけではなく、親の興味関心や得意分野、キャパシティーの範囲内で子どもはその子らしくすくすくと育っていくのではないでしょうか。
もちろん、子どもが好きなものや興味を頭から否定するのは良くないですが、親として苦手なものは苦手と伝えたり表現したりしても私はいいと感じています。
その分、自然と親の得意なことや興味に子どもも魅かれ、そちらの世界を広げていっているのだから。
【虫取りが苦痛!】服装・必需品
服装:長袖・長ズボンがベター。帽子も忘れずに。
夏場は暑いと思いますが、草むらに入り虫も多いため長袖・長ズボンがベター。
今は長袖も、UVカット加工のある涼しげなパーカーが多くでていますよね。
また、日差しも強いため熱中症対策や日焼け防止にも帽子は必ずかぶって出かけてください。
事前準備:日焼け止めと虫よけスプレーを!+虫よけスプレーは持参がマスト!
日焼け止めはもちろんですが、虫よけスプレーは忘れずに!
蚊だけでなく、場所によってはアブなども寄ってくる場合があります。
よって家を出る前にスプレーをするだけでなく、可能であれば虫よけスプレーも持参するといいでしょう。
虫取り網:伸縮棒タイプがおすすめ
最近は、100均でも伸縮棒タイプの虫取り網が多くでていますよね。
コンパクトで軽く、とても便利です。
子どもって、歩いているだけでも虫取り網を振り回して危険なんですよね…。
虫取り以外では、棒を縮めて危なくないように持ち運べる伸縮棒タイプはお勧めです!
\息子が大好きなユーチューバー【ひろりる】さん/
日本の春の川では色々な生き物が目覚める。ザリガニ、魚、ドジョウ。https://t.co/PfumjrzEye pic.twitter.com/7B5KYvOwdz
— ひろりる (@hiroriru0106) April 8, 2023
さ、3000万再生!!!!!?
ガサガサで捕獲した生き物をタガメに与える。小魚、カエル、えび
動画→https://t.co/AeVFsi92Yp pic.twitter.com/POxxFbltQy— ひろりる (@hiroriru0106) May 19, 2023
虫かご:プラスチックタイプがおすすめ
虫かごも、100均にいろいろなタイプがありますよね。
全面が網状のタイプも多いですが、おすすめはプラスチックタイプの虫かご。
なぜならば、網状のタイプだと中に入れた虫の足が自分の手に触れる危険性があるから!!(恐怖)
なるべく、虫に触れる危険性が最小限にしておきたいですよね。
虫の出し入れも、プラスチックタイプの方が上の蓋が全部とれるためスムーズです。
またカエルやカタツムリを見つけた!という時にも、水を入れられるプラスチックタイプはおすすめです。
熱中症対策を万全に!
最後に、一番大切な熱中症対策について。
公園と違い、虫取りに行く山や川は近くに自動販売機がない場合も多いです。
必ず事前に水筒やペットボトルを準備し、こまめに水分補給をしてくださいね。
【虫取りが苦痛!】今年の夏は、虫取りを通して新たな子どもと自分に出会ってみませんか?
夏は暑いし虫は苦手だしで、なかなか重い腰が上がらないのも無理はありません。
虫を好きになる必要はありませんが、子どもの虫取りに付き合うことで子どもの新たな一面に気付いたり、自分自身も久しぶりに自然を感じてリフレッシュしたりなど思わぬ効果があるのも虫取りのメリットです。
今年の夏は重い腰を上げて、虫取りに付き合ってみるのはいかがでしょうか。
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